カタカムナ文献が見つかったとされる神社はどこにあって、どんな神社なのでしょう?どうしても気になったので、「カタカムナ」の聖地と呼ばれるパワースポット「保久良(ほくら)神社」へ0歳児を抱っこして行ってきました。神社までの道のり、神社の基本情報、おみくじや御朱印、磐座(いわくら)とよばれる巨大な岩などを写真付きでご紹介します!
カタカムナ神社の場所は?神戸?
日本に存在したとされる超古代文明「カタカムナ」。
カタカムナを発表した楢崎皐月(ならざきこうげつ)氏がカタカムナ文献に出会ったとされるのが金鳥山だと言われていますが、その金鳥山にあるのが保久良神社(ほくらじんじゃ)なのです。
カタカムナ神社はどこかまだ定かではありませんが、実はこの「保久良神社」(ほくらじんじゃ)がそうではないかといわれているんですよ。
その金鳥山はどこにあるかというと・・・
兵庫県神戸市東灘本山町にあります。
カタカムナ神社、神戸の保久良神社への行き方
この保久良神社には駐車場はありません。
途中まで行くとこんな看板がありました。
通行禁止
これよりさき保久良神社参道は住民、神社関係車両以外の一般車両は通行禁止です。
ですので、車で行く場合は、近くの有料駐車場に止めてから歩く必要があります。
可能ならば電車で行くことをおすすめします。
電車の場合①
阪急電鉄神戸本線をご利用の方は「岡本駅」で下車してください。
歩いて30分ほどで神社まで行けます。
電車の場合②
JR東海道線をご利用の方は、「摂津本山駅」で下車してください。
上と同様、30分ほどで神社まで行けます。
① のほうが②よりも500mほど距離が短いです。
しかし、私は今回、0歳児を含む子供3人を連れて行っていたこともあり、車で向かいました。
なので、ここからは駐車場から神社につくまでをご紹介していきますね。
車の場合
神社から一番近いパーキングはこちらの駐車場。
こちらの「スカイパークパート30」が一番近くでおすすめです。
料金は1時間100円。
台数は15台ほど停められます。
実際、私が行ったときはお昼前でしたが、2台ほど空いていました。
比較的車の出入りは多そうでしたが、道が細く、駐車場が空くのを待機できるような場所がないので、可能ならば電車で行くことをおすすめします。
左に茶色の建物が見えますか?
その更に上の方に神社はあります。
初めてだと、「え?あそこにいくの?」という感じ。
我が子たちも「えー、神社いくんじゃないのー?山登りじゃーん!」と少し不満げでした・・・。
ただ、このあたりはまだ道は緩やか。
気持ちのいいハイキングといった感じです。
そして、少し進むと見えてくるのが先ほどご紹介した「通行禁止」の立て看板と保久良神社参道の案内石碑。
この辺りはハイキングコースになっているようで、案内板もありました。
この辺りから、急に坂がきつくなってきます。
なかなかの急斜面で「きゃー、おちるー!」と電柱にしがみついています。(笑)
道の脇には水仙が満開。
春の訪れを告げていました。
更に進むとまた出てきたのが「通行禁止」の看板。
これより先、保久良神社参道は神社関係車両以外の一般車両は通行禁止です。
ただ、それよりもきになるのが、左下にある
“イノシシ注意!”の看板。
「えー!イノシシ出るのー!?」と子供たちも驚いていました。
途中にベンチもありました。
これはありがたい!
“保久良登山会”とあります。
この山が地元の皆さんに愛されてるんだなぁと感じました。
道路の脇には、工事の壁が。
土砂崩れ防止のための工事なのでしょう。
どんどん高くなります。
「磐座(いわくら) 珍生岩(うづなりいわ)」と書かれた看板が出てきましたが、
後ろがセメントで固められていて、どのことがわかりませんでした。
自然なものを人工物が覆っている様子が少し寂しくもあります。
そんな私たちを励ますかのように、すぐとなりには、こんな看板が。
がんばろう!もうすぐほくら神社
そっか、あと少しなんだ!と子供たちもはりきります。
ただこの写真でも右側の山の斜面がしっかりとセメントで固められているのが見てわかると思います。
見上げると「灘の一つ火」の灯篭と梅の木が見えました。
最後のカーブを曲がると
“海抜185米”の文字が。
結構登ってきたんですねぇ。
中央の灯篭が「灘の一つ火」、奥は大阪湾です。
灘の一つ火とは?
文政8年(1825年)ごろこの石灯篭は、建てられたようです。
江戸時代から「灘の一つ火」と呼ばれ、夜の海を行く舟人と目印であったと言われています。
言い伝えによると、日本武尊(やまとたけるのみこと)が出兵から帰る途中、暗くて大阪湾で航路を見失い、そこで神に祈ったところ北の方に見えた一つの灯がこの「灘の一つ火」だと言われています。
“かがり火を燃やし、中世の昔より油で千古不滅の御神火を灯しつづけ”あたりがかっこいい。
ということで、到着しました!
こちらが保久良神社の鳥居前です。
保久良神社はどんな神社?
まずは基本情報をまとめました。
●御祭神(ごさいじん)●
・須佐之男命(すさのおのみこと)
・大国主命(おおくにぬしのみこと)
・大歳御粗命(おおとしみおやのみこと)
・椎根津彦命(しいねつひこのみこと)
いつ建てられたかは不明。
しかし、磐座の遺跡跡から、石器時代~弥生時代のものと思われる石器や青銅器がみつかっていて、儀礼的なものに使われていたようです。
この辺りに住んでいたのでしょうか。
鳥居から境内までを見てみましょう
鳥居の横には、御祭神である「椎根津彦命」(しいねつひこのみこと)の銅像がたっています。
右手を上げています。
そして、亀に乗っています。
鳥居をくぐると右側に十二支のかわいらしい石像が並んでいます。
子どもたちはおおはしゃぎ!自分の干支はどれだ?と探しています。
2020年の干支は子ですね。
ご利益がありますように・・・♪
さて、石像ゾーンが終わり、前を見ると本殿が見えます。
後ろを振り返ると、十二支と鳥居と「灘の一つ火」。
あぁ、いいですね。
そして、本殿を正面にして左手に手水舎(ちょうずや)があります。
こちらの龍さんはこんな感じ。
かっこいいです。
手水舎の反対側にも鳥居がありました。
しかし、周りに説明がなく、どなたを祭っているのか分かりませんでした。
社務所について
おみくじと御朱印をいただこうと社務所へ行きました。
社務所は本殿の左側にあるのですが、残念ながら閉まっていました。
近くまで行ってみると、このような張り紙が。
こちらではおみくじも御朱印も受け付けてないようです。
こちらの保久良神社を参拝後、鶯森八幡神社の社務所へ行きましたので、下の方でご紹介しています。
本殿・狛犬
本殿の前には今年の干支の絵が飾られていました。
それから、こちらが保久良神社の狛犬さんたち。
狛犬は神社によって違いますが、保久良神社の狛犬さんたちは比較的丸みを帯びていて、柔らかい印象でした。
少し残念だったのは、近くの木の幹に、落書きならぬ落彫りがしてあったこと。
漢字だったり、アルファベットだったり。
星のマークもあったりします。
こういうことはとても悲しい気持ちになります。
本堂横・末社
末社として、祓御神社(はらいごじんじゃ)がありました。
主祭神は天照大神(あまてらすおおかみ)と春日大神(かすがだいじん)。
春日大神とは、神道の神様ですね。
隣には「遥拝所」(ようはいじょ)。
遥拝所(ようはいじょ)とは、遠く離れた伊勢神宮を拝むための場所です。
これまでいろんな神社へ参拝していますが、実は初めて見ました。
磐座(いわくら)
その右隣には「磐座(いわくら) 三交岩(さんごいわ)」が。
両側に梅の木があり、季節がきたらきれいなんだろうなぁとは思いましたが、そもそもこの三交岩がどれなのかわからない。。
後ろを振り返ると今度は「磐座(いわくら)立岩(たていわ)」があります。
この立岩は、人々か神様に祈るために立て起こした岩のひとつだそうです。
社務所の後ろに回ると今度は「磐座(いわくら)神生岩(かみなりいわ)」もあります。
「神が生まれる」と書いて「かみなり」とはすごい。
他にも立て看板がない岩郡がたくさん周りにはあります。
この岩たちはこの社務所の裏の「神生岩」を中心に境内にかけて大きな円形状に配置されているそうで、このような岩たちを「磐境(いわさか)」とも呼ぶそうです。
昔の人は、岩に神様をお呼びして、繁栄や安全を祈願していたのですね。
保久良梅林
神社の奥に「保久良梅林」と呼ばれるエリアがあります。
こちらは、谷一つへだてた西にあった岡本梅林が宅地化のためなくなったことを惜しんだ方々の梅の名所を再現したとの思いが形になった場所だそうです。
少しでしたが、花が咲いているものもありました。
もう少し温かくなればもっと素敵な景色がみられたんだろうなぁと思います。
近くにはベンチもあり、お弁当を持ってきて、梅のお花見というのもいいかもしれません。
保久良神社のおみくじと御朱印
おみくじにもいろいろな種類がありますが、こちらのおみくじはこのスタイル。
私が好きなタイプのおみくじです。
このタイプのおみくじは、裏の「神の教え」がとてもいい!
というのも以前、まだ私がほんとに困ったときにしか神社に行ってなかったころ。
「助けて~」の気持ちでおみくじを引いたら、このタイプのおみくじで裏の「神の教え」のところに
「困ったときだけ神頼みとは何事か。」とおしかりを受けたのを覚えています。
困ったときだけでなく、日頃が大事ですよということだったのですが、あまりにもかいてあることがぴったりだったので、このタイプのおみくじを置いてある神社は、なぜか相性がいい気がしています。
そして、山を下りて鶯森八幡神社の社務所で頂いてきたのがこちらの御朱印。
ちなみに、鶯森八幡神社の敷地内に鶯森大欅のあと。
市の天然記念物に指定されていた「鶯の森の欅」ですが、平成29年の台風21号の影響で倒れてしまったそうです。
鎮魂とあります。
樹齢800年以上あり、地域の人々に親しまれてきたようですね。
まとめ
カタカムナ文明と関係してるのではないかと言われる「保久良神社」。
いかがでしたか?
実際行ってみると、あの巨石群のパワーはすごいです。
あれだけの磐座があんな山の上にある、ということだけでもまずは一度行ってみてほしいと思います。
どうやって運んだのか、どうやって円形状に並べたのか、謎は深まるばかりです。
ただ、行ってわかったのですが、「カタカムナ」という文字はどこにもありませんでした。
本当にこの神社なのかもわかりませんでした。
しかし、あの磐座群、パワースポットとしても人気があるのは納得です。
そして、神社参拝だけでなく、ハイキングを楽しみに来られているかた、犬の散歩に来られているかた、いろんなかたがいらっしゃって、とても親しまれ、愛されている神社なんだなと感じました。
何か特別なことがあったわけではありませんが、山をくだりきったときの爽快感はたまりません!
2020年2月、0歳児を抱っこしたままでも行けました。
神戸の街からも近いので、ぜひ観光の際はこちらの「保久良神社」へ足を延ばしてみてくださいね♪
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