先日、洗濯講座に参加してきました。洗剤に入ってる蛍光増白剤のこと、知ってました？実は、あなたのTシャツも蛍光増白剤のおかげで白いだけかも？講座の中で蛍光増白剤について聞いてきたので、シェアしたいと思います。

蛍光増白剤って何？

洗剤のラベルに書いてある「蛍光増白剤」という文字。いったい何者なのでしょうか？
実は、これ、洗剤に加えられる添加剤のひとつ。
「蛍光剤」と書かれることもあります。基本的に単体で使われることはなく、洗剤に助剤として使われています。
そして、蛍光増白剤の効果は、「白い色をより白く見せること」。
目に見えない近紫外線を吸収して、目に見える紫もしくは青の光に変えて、白く見せる染料です。
つまり、汚れが落ちて白くなるわけではなく、白い色で上から染めているんですね。

それでは、汚れは落ちてないの？と気になりますよね？

蛍光増白剤で汚れや黄ばみが落ちる？

基本的に、白い色をより白く見せるために使われるので、
蛍光増白剤自体に汚れを落とす効果はありません。
むしろ、汚れを隠していると言ってもいいかも。
なので、「落ちる」わけではありません。

もちろん、生成りのTシャツをこの蛍光増白剤入りの洗剤で洗ったら、白くなってしまいますよ！

そんな染料の蛍光増白剤ですが、赤ちゃん用の洗剤には入っていません。

どうしてだと思いますか？

蛍光増白剤が赤ちゃんの洗剤には入ってない理由

日本薬局方にて、ガーゼや脱脂綿には、蛍光増白剤の使用を認めていません。
また、乳幼児用製品についてはできる限り避けることと定められています。
それはつまりどういうことかというと、食品添加物として法的に認められていないので、口に入る可能性のあるものへの使用が認められていないこと、安全性が不十分であることがあげられます。
そして、「発がん性物質」の疑いも。
発がん性物質アミノスチルベンについては、誤解であるという説もありますが、このあたりもまだ十分に解明されていないのです。

まとめ

ではおさらいしてみましょう。

・蛍光増白剤は、白いものをより白く見せる染料である。
・蛍光増白剤で、汚れや黄ばみは落ちない。
・赤ちゃん用の洗剤に入っていない理由は、安全性が確認されてないから。

でしたね。

国が乳幼児用製品についてはできる限り避けることとしている以上、必要がなければ選ぶ必要はないのではないでしょうか。

ちなみに、我が家では蛍光増白剤の心配がないよう、石鹸で洗濯していますよ～